みやびなLIFE

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ステンレス鍋で有名なフィスラー、クリステル、ビタクラフトの比較

ステンレス鍋にもいろいろ種類があります。いろいろありすぎて何が違うのか迷ってしまいますよね。 つい1ヶ月ほど前に、かねてから使ったいたWMFのステンレス鍋の代わりにビタクラフトを購入しました。その経験から、現在メインで使っているフィスラー、クリステル、ビタクラフトを中心に、以前使用していたジオプロダクト、WMFを含めて比べてみました。
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左: Fissler (フィスラー) 20cm シチューポット 中央: Vita Craft 16cm コロラド 右: クリステル 18cm グラフィット ステンレス鍋をみる際に注目すべき点は3つあります。 ①全面多層か底だけ多層か メリット: 全面多層の方が気密性が高く、火の通りも早くて保温性も高いです。気密性が高い分、無水調理にも向きます。 デメリット: 全面多層は側面も多層の分、重くなります。底だけ多層の鍋は側面がステンレスのみなので底面と温度差が生じるため焦げやすくなります。お湯を沸かして注ぐだけでも、側面に触れるとジューと音がしてお湯がはねます。 ヨーロッパ製はほとんどが底だけが多層になっており、鍋の側面はステンレス1層です。 それに比べて、アメリカ製や日本製は全面多層も多くあります。 ②高級ステンレスの18-10か一般的なステンレスの18-8か 一般的にお鍋に使用されるステンレスは18-8と記載されていて、クロム18%、ニッケル8%、残りが鉄で構成されています。一方、高級ステンレスと言われているものは18-10と表記があり、クロム18%、ニッケル10%、残りが鉄で構成されています。 18-10のステンレスの方がより耐久性があり、サビなどの発生率も極めて低くなっています。また、ニッケル含有量が多いことで鉄の味・匂いが非常に低減されています。 ヨーロッパ製の高級ステンレス鍋の多くは、18-10のステンレスを使用しています。日本製のステンレス鍋は18-8のステンレスを使用していることが多いです。 ③オーブンに入れられるか コンロで調理してオーブンで仕上げるという人には重要な点だと思います。取っ手に樹脂が使われていないオールステンレスのものはだいたいオーブン調理可能です。 まとめ ビタクラフト・・・ アメリカ製、全面多層、18-10(内側) フィスラー・・・ドイツ製、底だけ多層、18-10(内側) クリステル・・・フランス製、底だけ多層、18-10(内側) ジオプロダクト・・・日本製、全面多層、18-8(内側) WMF・・・ドイツ製、底だけ多層、18-10(内側)
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ビタクラフトがいま一番のお気に入りです。全面多層に加えて、18-10のステンレスが使われているので安全です。そしてコロラドシリーズは総ステンレスなので樹脂の劣化の心配もありません。全面多層の際に気になる重さですが、16cmと小さめのお鍋だからか全く問題ありませんでした。中身が入っていても片手で軽々持てます。フタの密閉性が高いため少量の水と余熱でだいたいの調理ができるのも便利です。 フィスラーは側面は多層ではありませんが、不思議と側面も全く焦げ付きません。フタの密閉性の高さから煮込み料理も鋳物のお鍋のストウブと同じぐらい短時間で美味しく仕上がります。デザインもスタイリッシュで、オーブン調理もできます。シチューなどをたくさん作りたいときに重宝しています。 クリステルはデザイン性が高く見た目が美しいのですが、入れ子にできて重ねて収納する機能はあまり使いません。なぜなら、重ねて収納するとお鍋が傷つくのと、上に重ねた鍋をどけないと下のお鍋が出せないのが取り出せないのが面倒だからです。 ジオプロダクトは取っ手と向かい合わせに持ち手があるのでお鍋を持ちやすいのですが、素材が18-8なので18-10のステンレス製に比べると見劣りしてしまいます。ただフタの持ち手は熱くならないのが◎。 WMFは圧力鍋も持っていますが、側面が焦げ付きやすく食材の匂いもついてしまいがちです。フタの密閉性は低いですが、お鍋が軽いです。 それぞれメリット・デメリットがあるのと、やはりキッチンにお迎えするにあたりデザインも重要事項だと思うので実際に見てみるのもいいかもしれません。